幸せすぎるのも不幸だね

ただただ愛を叫ぶ場所

女子会




「久しぶりだね〜、2年振り?」
「うん、2年振り。高校卒業以来だからね」
「そっかー、18歳だった私達が20歳ですもんね。時代の流れは早い。」
「最近どうなの?就職決まったらしいじゃん、おめでとう」
「そうなのー、とりあえず良かったかな。短大も卒業出来たし。まぁどうなるかは分からないけどね。」
「輝かしい未来に向かってる感じ?」
「どうだろうね。でも未来に期待はしてるよ一応」
「一応の期待を持っている未来」
「未来には希望を持って生きていきたいよね、一応」
「期待はしすぎない」
「何でも起こるからね〜、期待しすぎるのは良くないけどさ。若い人が希望を持てない未来なんて未来じゃないじゃん。やだよ、そんなの」
「分かるよ、なるべくならキラキラしてる未来が望ましいよね」
「どうしてるだろうね、私達の未来」
「うーん、幸せだといいよね。自分と自分の大好きな人達が幸せだと思ってたらそれでいい。具体的な姿を想像するのは難しいけど」
「自分が大好きな人が不幸だったらきついよね、未来でも笑ってて欲しい」
「いいね〜、大好きな人達が笑っててくれたらそれだけで幸せだよね。」
「みんな笑えてたらいいね、今も未来も」
「ねー、2年で変わった事ある?」
「なんだろう、変わった事、、?あ、一人暮らししてる。」
「あぁー、それは確かに大きい。だってさー、正直知らなかった事が多すぎるよね」
「実家に居た頃は気にもしなかった事ばっかり。だって洗面所があんなに汚れるなんて思いもしてなかった」
「わかるわかる。普段水がかからない場所とか割とすぐ埃がたまる。そんな事知らなかった、洗面所は汚れないと思ってたよ」
「とにかく水周りは汚れるの早いんだなって思った。お母さん、今までありがとうって感じだよねほんと。」
「女子力なんか上げてる場合じゃなかった。私にはまず生活力とか人間力を上げる努力が必要だった」
人間力。でもそういう力は結局女子力に繋がってるよね」
「そうなんだよ、高校時代とかは女子力って言葉をなんだかすごく恐れてたけどさ、1人で生活するようになって、そういう力は人間力にプラスされた力ってだけなんだなって思った。生活していく中での延長線上の力みたいな」
「モテるのに必要なのはまず人間力だよ、間違いない」
人間力高い君は彼氏できたの?」
「バカにしてる?人間力低すぎて彼氏なんて出来ないよ。そりゃ無理だよなって最近自分でも思い始めた。多分しばらくは無理だね」
「モテそうなのにね」
「全然思ってないでしょ。あんたは?あいつとまだ続いてるの?」
「もちろん、もうすぐ4年かな」
「高校2年からだもんね〜、正直そんなに続くと思ってなかった。せいぜい半年かな〜って」
「案外ひどい事思ってたんだね」
「いや、だって高校生だったしさ」
「高校生だって大学生だって愛の大きさは変わらないでしょ」
「愛ね〜。あんたはとことん、いつの時代も愛されてるね」
「愛されキャラ」
「自分で言わないの、私も愛されたいな」
「私は愛してるよ、心の底から。しあわせになってほしいなって本気で願ってる」
「ありがとう、やっぱり持つべきものは彼氏より断然女友達だね最高。これからも私を愛してね」
「もちろん、生活力低い君を愛してるよ」
「相変わらずさらっと酷いけど嬉しいね〜、愛されてるんだな〜私」
「もっともっと愛されてよ、私だけが愛すにはもったいないよ。もっと愛されるべきだよ」
「そうかな〜、でもそれだけで嬉しいよ。もう彼氏いらない。」
「ほら、またそういう事言うんだから。もっと欲を持った方がいいよ」
「後悔する生き方?」
「なにそれ、どういう事?」
「私、最近思ったんだけどね。明日死んでも後悔しないように生きたいってよく言うじゃん?毎日全力で生きろみたいな意味合いで。でもさ、それ嘘だと思うんだよね」
「と、いうと?」
「目標とかがあった方が絶対人間って輝けると思って。でもさ、明日死んでも後悔しない人ってさ、要するにそういうどうしても達成したい事が無い人じゃないのかなって思って。だって目標がある人だったら絶対悔しいと思うんだよね。目標達成する前に死んじゃったら、そこまでいくら全力を尽くしてたって絶対悔しいと思うんですよ」
「まぁちょっと違う解釈だろうけどね。君の考えはなんかひねくれてる気もするけどなるほどね。だから明日死んだら後悔出来るように目標とか欲を持ちたいって事ね」
「うん、今死んでも絶対いやだなって思う事ないもん。夢中になれる事が欲しい。あと最近思うのは、自分が死んだら悲しんでくれる人なんているのかなとか」
「やめてよ、悲しいよ。私は悲しい。あなたは愛されてるから大丈夫だって。最初に言ったじゃん、自分の好きな人達には幸せになってほしいって。私にとって君はそういう存在だよ」
「そっか。自分ではわからないけど、誰かにとっては大切な存在になってたりするのかな」
「そうだよ、そして自分が大切だと思う存在もあった方がいい。心の拠り所を作った方が強く生きていけるよ多分」
「アイドルじゃダメ?」
「………まぁいいか」
「ありがとう、強く生きていくよ。人間力高くしてまっすぐ進むね」
「キラキラした未来を目指して」
「うん、一緒に行こう。それぞれの行き方で、未来に笑って集合しよう」
「いいね、約束だ。あ、目標出来たじゃん」
「私の目標は君と笑って未来を迎える事」
「とっても素敵だよ」







5年前に私が見たもの。



今日で地震が起きて5年。
なんとなく区切りがいい。だから、5年前の3月11日を思い出してみようと思う。




私は中学3年生だった。あの日の事は鮮明に思い出せる。理科の授業で川に化石を探しに行っていた。なんて言えばいいんだろう、川に降りるための細い、、、道?みたいな所をクラス全員が1列になって歩いていた。右は崖で左は畑。人1人がようやく通れる細い道。先生が先頭で私は2番目に居て。急に足元がふらついた。あ、倒れるって思って、そうか貧血ってこんな感じなんだなって変に冷静だった。倒れるけど川(崖)の方に落ちたくない、結構高いよここって思ってたら後ろの方から「地震だっ!!!!」という男の子の声が聞こえた。「え?」って思ったけどもうそこから次の1歩は踏み出せなかった。とてもじゃないけど立ってられない。約30人のクラスメイトが1列になったまま自然とその場で座った。先生は揺れに全然気付いてなくて普通にどんどん1人で歩き続けてた。逆にすっげー。揺れが収まっても、心はずっとゆらゆら揺れていた。歩けなくなるほどの地震なんて初めてだったし、なんだか怖かった。でも先生は大したことない、震度3だなとか言って授業を続けた。今思えばとんだ勘違いだけど、その時はあっけらかんとしている先生が頼もしかった。なんだ、大丈夫なんだなって少しずつ心も落ち着いた。授業時間が終わって、何事も無かったかのように学校に戻ると、学校近くの信号が全て止まっていた。あれ、なんだか嫌な予感がするって思ったけど、その時も先生は工事かなんかだろとか言って全然慌てなかった。その落ち着いた態度を見ていたら妙に安心してしまって「そっかぁ、大丈夫なんだなぁ」と私達は半ば思い込むように自分を安心させた。人間の鈍感さは、人を落ち着かせるんだなと後から思った。だって、学校に戻ったらそれはもう大パニック状態で、電気は付かない、暖房は付かない、電車も止まって帰れない、隣のクラスの人達は恐怖で教室の真ん中に固まっていた。石ころを持って笑いながら教室に向かう私達を彼らは冷たい目で見ていた。私達のクラスだけがかなり浮いていた。しばらくすると、緊急事態だという事で携帯の使用許可が出た。


そこからは情報がそれこそ津波のように襲ってきた。クラスをまとめるタイプの男の子が情報を次々に書いていく。黒板が字で埋まっていくのをぼーっと眺めてた。マグニチュード、震源地、電車の運行情報。色々な数字が書き出されていく。大変な事になった、と思ったけれどなんとなく現実感は湧いてこなかった。それより、自分が家に帰れるかどうかが私にとっては重要だった。結局、友達のお父さんが車で迎えに来てくれたけれど既に時刻は19時近かった。

地震が起こった時の様子は鮮明に思い出せるけれど、その後の記憶はふわふわしている。それでも、クラスのみんなの不安そうな声や顔、全然繋がらない電話、電気が付かないから暗くなる前に行こうと言って友達と行ったトイレ、親の迎えが到着するたびに校内に響き渡る放送、市の境目で停電している地域としていない地域がはっきり目に見えた事や、帰りの道が死ぬほど混んでいた事などはぼんやりと覚えている。全てが非日常的で、多分この日の事を私はずっと思い出していくんだろうなと思った。

結局その日、家に着いたのは23時。そしてそこで初めて津波の被害を知った。数ヶ月前に大きい画面に変わったテレビに、見たこともない景色が映っていた。こわくてこわくて、勝手に涙が出てきて泣きながらご飯を食べた。私が家に帰れるかどうかで悩んでいた時、波にのみ込まれた人がいるかと思うと耐えられなかった。



そんな2011年3月11日から今日で5年が経つ。
15歳だった私は20歳になった。
少なくとも私は、あの日以前と変わらぬ生活が出来ているし、アイドルというファンタジーを追いかける日々も続いている。普通の生活に感謝できるようになったのは、不便になったあの日々があるからだ。計画停電とか寒かったもん。暗闇の中ローストポーク作ったな、そういえば。電気が付くとありがたいし、温かいこたつに入れるのは嬉しいし、明るいキッチンでご飯作れる日々は偉大。偉大な日々を忘れずに生きていきたいね、忘れがちだからね。うん。10年後だって20年後だって思い出していきたいね。

まだ咲かないで、ハルジオン(16.02.26)




ハルジオンとは。
4月から5月頃、牧草地や畑、道端などに生育する花。花言葉は「追想の愛」
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乃木坂46、14枚目シングル「ハルジオンが咲く頃」がミュージックステーションでテレビ初披露された。センターは深川麻衣さんが務める。最初で最後のセンターだ。





うっ、、、、もうダメだ。
今日はしっとり、おしとやかに涙がちょろりしてしまうようなブログを書こうと思ったけどダメだ、、、、。(まだ始まって10行くらい)

だって、、、、


だって、、、


だって、、、






ふかがわ〜(;_;)
まいまい〜(;_;)

(行き場のない想いを吐露)


はーちょっとすっきりした。よし。

深川麻衣さんを好きになったのはいつだろう。正直最初は、顔はタイプじゃないなーと思ってた。いや、昔の話よ!!!!許して!!!でも性格を知るようになって、心の深さを知って、愛の大きさを知って、もうなんだか自然に好きになってた。大好きになってた。推しメンだと宣言した事はないけれど、それでも私は深川さんを愛してた。間違いなく愛してた。深川さんになりたくて髪を切ったり、深川さんがオススメする本を読んだり、深川さんならこういう時どうするのかなと考えたり、とにかく私は少しでも深川さんに近付きたかった。むしろ深川さんになりたかった(?)。
深川さんはすごくすごく近いようで、すごくすごく遠い。いとこのお姉ちゃんって感じ。伝わるかなこれ。私にとっていとこのお姉ちゃんみたいっていう表現は最上級に褒めてる。深川さんは、いとこのお姉ちゃんみたいだった。
それだけ私の中で身近な存在だった深川さんだからこそ、初めて卒業発表で泣いた。友達と一緒に駅のホーム行って、急行に乗った友達を見送って、各停電車に座って携帯開いて、いつもならTwitterをまず開くのに(ツイ廃なんて言わないで♡)この日は乃木坂公式サイトを開いたんだ。そこに広がっていたのはとてつもない現実だった。ちゃんと読んで、言葉を受け止めて、ちゃんと泣いた。しっかり電車で1人泣いた。



そんな日からもうすぐ2ヵ月。選抜発表があって、曲名が発表されて、ジャケ写が公開された。


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あの日見た現実はやっぱり夢では無かったけれど、今でも現実は夢みたいな速さで進んでいた。そしていよいよ来た今日。ずっと楽しみにしてた。ワクワクしてた。どんな衣装だろう。どんなダンスだろう。深川さん卒業ソングとは、どんな曲になるんだろう。



まず、ミュージックステーションが始まる直前にある3分くらいの番組ミニステで衣装が見られた。

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かわいい、、。
ハルジオンモチーフの春らしい衣装でほんとにかわいい、深川さんらしい。乃木坂は一瞬しか映らなかったけれど、可愛くって写真撮ってたらこんな写真がとれた。ははっ、おもしろいなこれ!というかるーい気持ちでツイートした結果




通知とまんねぇ


焦ったね、、、、。こんなに伸びるとは、、。





とまぁ、こんな事はいいんだ次にいこうね!!




本編が始まって、いつも通りみんながあの階段から降りてきた。深川さんが1列目の真ん中に居た。あぁ、深川さんがこの階段を降りるのは最後なんだなぁ、終わりなんだなぁなんて考えてしまって切なかった。


乃木坂ちゃんはトップバッターだった。だけどその前にミュージックステーションさんが深川さんの為にVTRを作ってくれていた。走れ!bicycleを流してくれたことも、メンバーから聖母と慕われてることも、Mステラストステージを見逃すなと全国に訴えてくれたことも、全部全部嬉しかった。深川さんがこの曲への意気込みを語って、TOKIOの松岡くんが後ろから応援して、生駒ちゃんが感謝して、深川さんが泣きそうになって始まった。



深川さんがアップになって、イントロが流れて。あっAメロの出だし深川さんだけのパートじゃないんだとか、橋本さん今日も仕上がってるなぁとか、いくちゃんは特にこの衣装ピッタリだよ♡(推し補正)とか、やっぱり生駒ちゃんはどこに居ても輝いてるなぁとか、ハルジオン柄のスカートがひらひら揺れてるのを見ながら色んな事を思った。深川さんが居るという今は当たり前でも、もうすぐ幻になってしまう現実を見続けた。

泣きそうな生駒ちゃんも、後ろに下がっていく時にみんなにぶつからないように後ろを気にしながら下がっていく深川さんも、最後に出てきた堀ちゃんも、みんな可愛かった。白い花のように可憐だった。私は意味なんかなんでも良かった。みんなが可愛く、笑ってくれてるこの現実が嬉しかった。



ハルジオンが咲く頃あなたがいなくなってしまうのなら、どうかまだあと少しだけ。

咲かないでハルジオン。

想い出を冷凍保存したい



想い出を冷凍保存したい。
本当に切実に思う。
だけど、そんな事できなくて、今こうしている間にも想い出は薄れつつあるのでちゃんと書いておこう。想い出を書き留めよう。覚えていられないのなら、デジタル化しよう。文明は適切に使うべきだ。


なんだいきなりこいつ。
急にポエムかよwwww
って思ったそこのあなた!!!!!!
あなたね、人が大好きな人に出会うとどうなるか分かりますか??
そうです、散々荒ぶった挙句心が清らかになります。私は今、清らかゾーンです。何をされても怒るという感情は起きない気がします。いくらピンポンダッシュされても、いくらお金をたかられても笑顔でいられる自信があります。(どんな自信)

まぁいいんです、こんな事はおいといて。
行ってきました。


生田絵梨花1st写真集「転調」
お渡し会!!!!!!!


ひぇーーーーーーーい\(^^)/
緊張した〜。
吐くかと思った〜。
私は生田絵梨花さんに会うの初めてだったんですよ。
居たんですね、、、、。
天使って居たんですね、、、、、。

なにあの輝き
人間のなせる技とは思えない


今回私は、大学の友達の西野七瀬ライトファンと参加しました。西野七瀬ライトファンの割に、私が振り回しているので行ったことある現場はリボンの騎士と、このお渡し会という異例の経歴です。それでもやっぱり彼は西野七瀬ライトファンなので西野七瀬さんは恐ろしいです。

そんな彼と一緒に列に並んだのですが、お互い生田絵梨花さんとご対面するのは初。その為極度の緊張で並んでいる時はほぼ無言。私に至ってはお腹が痛くなって心臓が口から出そうでした。おぇーって。友達も「なんか分からないけど出そう」と言い続け、私達はお互い色んな場所から色んな物が出そうな状態で並んでました。うぇー。

私の整理番号の方が早かった為、途中から1人で並んでたんですけど。もー大変。緊張で手汗が止まらず、どうしよう、どうしようと言い続けていました。心がもたない。

おかげで変なテンションに。



身分証明が終わり、いざ列に入るとすごい勢いで進んでいって。金属探知機とかやり慣れてないからめっちゃあたふたしてたんですけど、あれみんなすごいスムーズにこなしてましたよね。私ももっとスマートに金属探知機を通過したかったです。

そんなこんなでブースin。
いたーーー!!
存在したー!!
光ってるー!!
えりかぁぁぁぁ

って感じですよ、まじで。
知ってます??人って光るんですよ。
そこからもう震えが止まらなくて既に涙腺が崩壊気味。スタッフのおじさんに「整理券回収してます!!!!」って3回くらい言われてから気付いた。それくらいもう前しか見てなかったし、一切の音が遮断されました。ごめんねおじさん。

私の前の人が話してる時から私はいくちゃんをガン見。
生「ありがと〜!!あっ!生誕委員のっ!」
女「そう!(洋服見せながら)私生誕委員やってたんだ〜!!」
生「そうなんだ〜!!ありがとぉ♡」


うぉぉぉぉぉぉぉぉ。
なんだこのリズムのいい会話は!
しかも生誕委員っていう話の切り札持ってたのかよ!!!!


とまぁこんな気持ちを抱えつつ、いよいよ私の番。
目の前には絶対人間とは思えない程の輝きを放っている天使が。
つ、ついにご対面。

んはぁ。
すき。
大好き。


もう何も話す前から好きが溢れでちゃって、涙が出そうで胸が苦しくって呼吸困難。でも、アルバムのお渡し会(詳しくはこちら2015年の現場を振り返る 〜前編〜 - 幸せすぎるのも不幸だね)で何も話せなくて後悔したので今回こそと思って頑張りました。


結果、大好きって事とお誕生日おめでとうしか言えなかったけど天使が「ありがと〜♡」って何回も言ってくれて、いやいやそんなこっちがありがとうだよ〜、大好き愛してるって感じでした。顔しかみてなかったので全然服覚えてません。んー、っていうか光ってて見えなかったよ。あんな可愛い姿を目の前で見せられたらもはや凶器ですよね。美の凶器。そんな美しすぎる凶器を前に我々庶民はひれ伏すしかない。

ブースから出てきて本当に泣きそうで、ポストカード渡してくれたお兄さんに抱きつきたい勢いでした(嘘です)
あれ、出口に知り合いが居たら間違いなく号泣してましたね。危なかったー。


天使とのご対面。
とにかくすっげー可愛かったよ。
人は光るし、可愛さを凶器に人を殺せますね。
キラキラ輝くアイドルを間近で見れて幸せでした。
でもそれでも信じてないからな。
あれはよく出来たロボットかもしれないし。
触れてないから本物かどうかなんてほんとに信じてないからな!!!(無駄な抵抗)



帰りの電車での様子です。




アイドルと会うとあまりの輝きに目がくらみ毎回体調悪くなります。
胸の高鳴りとまらない〜
TOKIMEKI DOKIDOKI♡



さて最後にこれだけっ!!!

心が狂うくらい大好き。
過去にしがみついて生きていくのはかっこ悪いからなるべくしないようにしてるけど、今日のこの想い出だけは絶対忘れたくない。しがみついて生きていこう。愛にしがみついて生きていくよ。


大好きっ♡♡


以上、人間は大好きな人に出会ったらどうなるのかという調査でした。(違います)

FNS歌謡祭が予想以上だったおはなし。

わーい!!!!
新時代の幕開けだ!!!!

歌い踊れ~!!
赤飯だ~!赤飯を出せ~!!!




はい、という事でね。FNS見た??見た人~!
はーい!!!!正直にね、手挙げるんだよ??

せーの
はーーーーーーい!!!!!

で!みんな生きてる??大丈夫??私はね、笑っちゃうくらいダメージくらった。女の子達があまりにも輝いていて、キラキラしてて目がくらんで気持悪くなった。うげ~ってなってたよ、うげ~って。こんな最高の世界を提供してくれるとは思わなかったよ。


まずはAKB48のヘビーローテーションから始まったこのアイドルコラボメドレー。すごいよね、、、。始まった瞬間「え、なにこれ、、、、。これは、、、現実なの??(白目)」っておったまげたよ。I want you~♡で乃木坂46白石麻衣さん、AKB48高橋みなみさん、そしてももいろクローバーZの百田夏菜子さんの3人がカメラに向かって指をさした瞬間に終わった。うん、何かが終わった。I want youだったまじで。それでね!!!!すっげー沸いたのがね!!!!2回目のI want youなんですよ!!!!!!見ました!?!?!?

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こ!!れ!!

私の大好きな柏木ひなたさんと、生駒里奈さんが肩くっつけてるんですよ!!!!!!
I want youしてるんですよ!!!!!!!歴史的瞬間!!!!!!(個人的思い入れがすごい)
もうね、ほんとにね。嬉しかった~。乃木坂と私立恵比寿中学はほぼ同じ時期に好きになって、両グループとも私の受験期を支えてくれた大事なグループなんですよ。そんな思い入れのある私立恵比寿中学柏木ひなたさんと、私と同い年である乃木坂46生駒里奈さんが肩を並べて歌っているシーンを見た時はほんとうにね。胸あつでした。叫んだもん。

うへーーーーーーーーー!!!


って。私のアパート、寝る時に隣の人の寝息聞こえるくらい壁薄くて、勝手にテラスハウス状態の所なんですけど構わず叫びましたよ。それくらい、本当に心から嬉しかったな~!!!幸せすぎた。ライブ後に上がったブログにはバッチリツーショットもありまして、わらわは満足じゃ。ふへへ。

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はい、戻る戻る。まだI want youの部分しか書いてない。ワンフレーズしか進んでなかった。
あー、うっかりうっかり♡
(これネタ分かる人居るかな、、、、LIFEっていうコント番組のやつ、、、、っていうクソどうでもいい情報)



I want you~♡が終わったら皆さんご存知I need you~♡なんですけどね、ここはもう圧倒的百田夏菜子ですよ。可愛すぎるんですよ、えくぼは恋の落とし穴ですよえぇ。I need you~♡ってスタンドマイク持ちながら少し前かがみになる所がね、可愛い。やられた、恐るべし百田夏菜子。次のI love you~♡は、1回目はモーニング娘。′15の鞘師里保さんがアップにされてたんですけど、鞘師里保さんが歌うヘビーローテーションって最高ですよね。もうほんとに最高ですよ。鞘師さんはもう卒業発表しているのできっと最後のヘビーローテーションだったと思うんですけど、モーニング娘。とノリが違いすぎて面白かったです。でも、スタンドマイクで歌う鞘師里保さん可愛かったよ~、愛おしかったよ~。ちなみにモーニング娘。の中だったら鞘師里保さんが推しメンです。大好きです♡(クソDD♡)
2回目はももいろクローバーZの高城れにさんと乃木坂46若月佑美さんが抜かれてて、意外な組み合わせにドキドキしました。

そしてそこからどんどん乃木坂46白石麻衣さんと私立恵比寿中学廣田あいかさん、乃木坂46西野七瀬さんとモーニング娘。′15の譜久村聖さんなどのペアが抜かれていき私は

瀕死状態

乃木坂×スタダ、乃木坂×ハロプロは本当に良いものを見ました。うっひゃー!!!!!!!梨汁出そうでした!!!!!!!(梨の妖精ではありません!!!!)



だってさ、まいやんとぁぃぁぃがペアでいいの!?女神とミラクルマジカルマスコットよ!?!?そして鞘師とさや姉が一緒に歌う世界なんて、そんなの許されるの!?幸せのバランスが崩れない!?!?世界壊れない!?地球大丈夫!?!?!?と、地球の心配をするヲタク。あとAKB48横山由依さんとももいろクローバーZの玉井詩織さんペアな。平和すぎた。平和すぎて1曲目で既に酔ってたね、平和酔い。幸せ酔い。それでもまだまだ続くのだ。なんてったってまだ1曲目だからな!!!!つぎ!!!!


2曲目はモーニング娘。のLOVEマシーン。ハロプロ×AKBは熱かったね~!!!!AKBには、元々モーニング娘に入りたかった人達も多い訳で。まさかこんな形で夢が叶うとは、、、と勝手に気持ち作って見てました。あとね、この曲はハロプロとAKBの違いが如実に出ててとっても面白かった!歌い方に踊り方はもちろん、ただ座るという動作だけとってみても『かっこいい』と『かわいい』で明らかな差がありましたね。あ、あと指原さんめっちゃ楽しそうだった。笑
日本の未来はWOW WOW WOW WOW
世界が羨む yeah yeah yeah yeah
って可愛い女の子達が歌ってて、ほんといい世界になったなって思いました。こんなに素晴らしい景色をありがとう。


3曲目はももいろクローバーZのChai Maxx。スタダ~♡♡スタダのアイドルは、本当にいつ見ても楽しいね!!!!!ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんと、私立恵比寿中学の星名美玲さんの生粋のアイドルペアはワクワクしたよ。胸がドキドキしちゃった。

恋かな。
うん、恋だな。

チームしゃちほこはあんまり詳しくなのであまり話せないのだけど、みんな楽しそうに歌ってて、全力で踊っててこれぞスタダって感じでしたね。道を切り開いたももクロ姉さん達の偉大さを思い知りました。玉井詩織さん、同い年なのにすごいなぁー!!!


4曲目はAKB48乃木坂46で『会いたかった』!!!!かーわいかった!!!!!両グループが並んで歌ってて、みんな同じくらいの年齢なのに、ブレザーとセーラー服だし、スカート丈も全然違うし、髪の毛の揺れ方も違うし、どっちも″らしさ″が出ててニヤニヤしてました。あ、あとこの曲は完全に西野七瀬さんでしたよね。

なにあのウィンク

あれ、私死ぬのかな??
もしかして死ぬのかな??
って思ったよね、可愛すぎて。破壊力ありすぎて今度こそ地球壊れるんじゃないかと思ったよね。さすが西野七瀬さんです。いつも正義の西野七瀬さんです。いつも正しい可愛さを見せてくれる、直球の可愛さ。ぐうの音も出ねぇ。可愛すぎる。


5曲目は欅坂46と乃木坂46AKB48で『制服のマネキン』!欅坂ちゃんの記念すべき初パフォーマンスでしたね。最初の方しか映らなかったけどみんなガチガチで。おいおい、大丈夫かいと心配しながら見ていました笑。しっかし平手さんセンターのあの安心感はなんだろうか。どっしり構えてて、頼もしかった。
しっかりしてんな最年少。
私が中学生の時なんか、どうやったら授業中、先生にバレずに漫画読めるかどうかしか考えてなかったよ。、、、、、そういえば授業中みかんも食べてたな。今考えるとかなりクレイジー。
あ、あとマネキンと言えば生駒里奈さんの覚醒ですよね。あいかわらずクソかっこよかった!!!一生付いていくよ、、、って感じだったよ。そんな生駒さんも来月成人式ですからね、、早いね。ちなみに私も来月成人式です♡(どうでもいい情報Pert2)


6曲目はハロプロ×ももクロで『恋愛レボリューション21』!!!ももクロが歌う恋愛レボリューション21めっちゃ良かった!!!!!特にあーりんがね、最高だったのだよ。ハロプロにあーりんみたいな歌い方をする人っていないから、なんだかとっても新鮮だった、、、。あとももいろクローバーZの高城れにさんとモーニング娘。′15の生田衣梨奈さんの絡み!!!!!!あんな一瞬なのにお互いのキャラが全面に出てて最高すぎたよ。めっちゃ笑った。とにかくこの曲はももクロが楽しそうにしてて、こっちもノリノリでした。どんなグループの曲でも、否応なしに楽しませてくれるこの5人は凄いね、だいすき!!!!


7曲目はももクロ×AKB48で『大声ダイヤモンド』!!!!!もうね、もうね。吐くかと思った。このアイドルコラボメドレーの私の中のピークは完全にここだった!!!!!

泣いた。

だってね、見た!?!?ももクロのあの輝き。いつもさ、なんか個性的な曲を歌ってるじゃない??まぁもちろんそれがももクロらしさなんだけどさ!!!!!あんな王道アイドルソング歌わせたらあんなに輝くんですよ!!!!!眩しすぎて吐くよ!!!!!最後、百田夏菜子さんがセンターになって踊ってた時には号泣。幸せだね、楽しいねって色々な感情が溢れて大洪水でした。アイドル楽しい。らぶらぶはっぴー!!!!とりあえず、ももクロに大声ダイヤモンドを歌わせよう!と決めてくれた偉い人達ありがとう!!!愛してます!!!!!!

次の『行くぜっ!怪盗少女』もとっても良かったですね♡ショートパンツのももクロとスカートのAKB。AKBは基本的にいつも、秋元康さん作曲の歌を歌っているので、秋元さんが絶対書かないであろう言葉を歌っているのが新鮮だった!!!!好きなペアで言うと、山本彩さんと有安杏果さんペアが最高だった。歌割りが一緒だったんですけど、2人が目合わせながら歌ってるのとか、素敵すぎました。言葉が足りない、、、完全に語彙力不足。あと、佐々木彩夏さんと渡辺美優紀さんペア、、、、。

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かわいい、、、、、。キラキラしてる、、、。世界が輝いてる。同じ地球で生きてるとは思えない。この写真の間に入っていっそ死にたい。。
いい匂いしそうだよね、甘そう。(真顔)
死因、甘くて可愛いものの過剰摂取とかで死にたい。あまじに。甘死←



はい、やっと最後まできました。9曲目は『恋するフォーチュンクッキー』!いやぁ、最高だった夢の時間も終わりですよ。悲しいですね。総勢99人のアイドルがおにぎりダンスしててね、こんな平和で綺麗な世界でいいんかいと。幸せすぎていいのかいと、問いたいですよ私は。今回ね、ハロプロはモーニング娘。以外詳しくないし、チームしゃちほこも正直守備範囲外だったので私はあんまりそこに触れていないですが。ちゃんと見てます。気になった子もいました。これから勉強します♡こうやってね、みんな好きになっていけばいいんですよ。みんな大好きです♡(開き直り)




えー最後に、アイドルのみなさん。一瞬しかないこの時を、キラキラ輝ける貴重なこの瞬間を、私達に見せてくれてありがとう!!!!!
そして伝説の1日をありがとうフジテレビ!!!!最近日テレばっかり見てたけど見直したよ!!!!

2015年も、いい年だったなぁ。2016年も女の子たちが幸せになる年でありますように。小さな小さな1人のヲタクは願っております。この想い、とどけっ!!!!







いつか、いつの日か。



「私、生田絵梨花乃木坂46を卒業します」

いつか、この時が来ると分かっている。
分かっていながら好きになってしまった。

はて、困った。好きになってしまった時からずっと卒業の事は考えてきたけれど、最近なぜかすごく考えてしまう。多分、目標である紅白歌合戦への出場を決めて、誰か卒業を決めたのではないかと思っているからだ。きっと数ヵ月後か数年後、「実は、紅白歌合戦へ初出場が決まった時くらいから卒業は考えるようになりました。」というメンバーがいるのではないかと思う。それを私たちには知らせてくれない。こう思ってたんだよ、と明確に示してくれるのは、卒業を発表する時。すなわち卒業の決意を固めた時だろう。その時になって「まだ居てほしい」とか「やめないで」と言うのは無意味だし傲慢すぎる。でもきっと言ってしまうだろう。やめないで、卒業しないで。決意を固めた彼女達にとっては、無意味とも言えるその言葉をたくさん浴びせてしまうだろう。


私は、大好きなアイドルが所属するグループを去るという経験を、幸か不幸かまだ経験していない。私の大好きな人達は必ずみんなと笑ってるし、例えソロで活動していても名前の後ろに括弧でグループ名が書かれている。だからこそ、初めての経験になるであろう卒業について今から考えている。きっと、すごく前から心構えしておかないと傷付く。いや、心構えしていても傷付くと思うけれど。


卒業ってなんだろう。考えれば考える程よく分からなくなってくる。前向きな卒業。次に進むための卒業。色んな卒業がある。

辞書をひいてみると
1 学校の全課程を学び終えること。
2 ある段階や時期を通り過ぎること。

と、書いてあった。アイドルが言う『卒業』とは、言うまでもなく2番の意味だろう。『ある段階や時期を通り過ぎること。』
通り過ぎる、か。これを見た時、なんとなく納得出来た。彼女達は、人生においてアイドルの時期を通り過ぎた、だから卒業する。卒業したって彼女達の人生は終わらないし続いていく。だって通り過ぎただけなんだから。




私の推しメンである生田絵梨花さんが、所属しているグループ乃木坂46を卒業する時。私は絶対に悲しくなる。悲しくなるなんてダメだよ、彼女は次に進むんだから応援してあげなきゃ!と言われるかもしれない。でも、私は思う。私にとって生田絵梨花さんは、間違いなく私の人生の大切な一部であるけれど、生田絵梨花さんにとって私は知るはずもないどこかのファンの1人である。握手会にも行かない私は、当然彼女の人生に関わっていない。彼女がアイドルとして過ごしている時期をちょっと覗かせてもらってる、そんなイメージ。だからこそ私は泣きたい。彼女とある程度無関係な位置にいるからこそ、私は勝手に悲しむ。多分、私が無理して笑ったところで生田絵梨花さんは知るよしもない。それだったら、自分の感情に素直になった方が良いんじゃないか。私は乃木坂46生田絵梨花さんが好きだ。だって私はまだアイドルの生田絵梨花さんしか知らないし、生田絵梨花という人間が好きだ、と言える程彼女の人生に関われていない。バツゲームで食べさせられる物を、変な顔して食べる彼女が好きだし、無茶振りをもこなしてしまう彼女が好きだし、変な絵を書く彼女が好きだし、クレイジーな発言を真顔でするアイドルの彼女が好きだ。卒業したら見られなくなってしまう姿ばかりが思い浮かんで本当に悲しくなる。素の生田絵梨花さんが見られなくなるのが辛い。

卒業しなければいけないのはなぜだろう。もちろん恋愛はしてほしいけれど、その為に卒業する訳ではない。次のステージに進まなければいけないのはなぜだろう。乃木坂46で居続けたい、という想いが甘えになってしまうのはなんでだろう。みんなの憧れであり続ける事が、挑戦してないと捉えられるのはなぜだろう。アイドルとして、ステージの上で終身雇用されないのはなぜだろう。こんな事を思ってしまう私は多分ずるい。だってステージの上に立ち続けるのは絶対にしんどい。でも見たいと思ってしまう。もっとあなたの人生を見せてほしいと思ってしまう。


ヲタクって都合いいよな。


大好きな人がいなくなる。
そんな日が来ないといいな、と本気で思ってしまうから本当に都合いい。でもちゃんと受け止められたらいいなと思う。そんな日が来てしまうまで、勝手にたくさん悩んで、勝手にたくさん悲しんで、いざその日が来たらケロッと受け止めよう思う。初めての経験だから回り道はするかもしれないけれど、全部大切にしたい。都合のいいヲタクだけど許してほしい。勝手に泣いてるし、勝手に怒ってるかもしれないけど許してほしい。だってあなたの事を考えると感情が忙しい。それくらい、大好きな人なんだから。



映画『WE ARE Perfume〜WORLD TOUR 3rd DOCUMENT〜』



これまでの15年。
これからの未来
過去と未来をつなぐ、
Perfumeの"今"を描いた
ドキュメンタリー



パンフレットの1ページ目には、そんな言葉が刻まれている。



常に時代の最先端をゆく彼女達の歴史が知りたかった。下積み時代が長かったというのを最近知ったし、サクセスストーリーのようなものを期待して映画館に向かった。



しかし蓋を開けてみれば、過去の歴史にはほぼ触れられていなかった。苦労した話とか映像はほぼ出てこない。こんな苦労して、こんな我慢して、今があるんだよ。という映画では全くない。悲しみや苦しみは全く感じない。努力や苦労は見せないのが当たり前、そんな感じ。

一生懸命、英語での挨拶を練習している様子は映し出されるけど本番でどうなったかは映さない。本番直前にセットリストが変わり、急遽入れる事になった曲を「振り起こししなきゃ〜」と言う様子は映ってるけど、振り起こしている映像は出てこない。


多分、それが自然だからだ。彼女達にとって完璧な姿を見せるのが当たり前なのだ。


そう思っていたからロンドン公演の時、フリを完全に忘れたのっちが意外だった。普段全然間違えるイメージがないPerfume(というかフリが細かいから多少ミスしても私は多分気付いてない)。でも、ロンドン公演の時は盛大に間違ってて驚いた。お客さんにお尻をむけて、完全にフリーズしてるのっちにちょっと笑った。真っ白になってたのがよく分かった。

でも、その様子を見て私は少し安心した。ちゃんとこの世界の人なんだなと思えた。私の大好きなアイドルは2.5次元だけどPerfume完全に3次元を生きてた。

すっげー、3次元だった。(語彙不足)

うん。なんて言えばいいのだろう。限りなくフィクションに近いノンフィクションで彼女達は生きてた。現実離れしたかっこよくてかわいいパフォーマンスをしても、最新技術を使っていても、夢か現実か見ている人が一瞬分からなくなっても、その間もずっとPerfumeは3次元にいた。ただ、ひたすら現実世界でかっこよく、そして可愛く生き続けていた。だってみんなすごい普通なんだ。3人が女の子達からPerfumeになる瞬間がどこなのか全く分からなかった。

アイドルだと嫌でも分かってしまう。ステージの上にいるのは完全にアイドルとして生きてる彼女達だ。だからこそ、ステージを降りた瞬間に少女に変わるところをドキュメンタリーではフューチャーする。でもこれは違った。ステージに居るのもPerfumeだけど、ステージから降りた時に居るのもPerfumeだった。逆にいえば、普段の姿は間違いなく西脇綾香大本彩乃樫野有香だけど、ステージにいるのも紛れもなく西脇綾香大本彩乃樫野有香の3人だった。

そう思ったのは、のっちがインタビューで「中田さんの曲も、MIKIKOさん(振り付け師の方)の振り付けもすごく好きだからこそ、大本彩乃が踊ってるからかっこいいと思われたい」と言っていたというのもある。『のっち』ではなくて『大本彩乃』が踊っているのだ。




さっき普通と言ったのは、そういう意味で普通なのだ。いつ、どこを切り取ってもPerfume

台湾でケーキや差し入れを喜ぶPerfume、シンガポールでマーライオンにはしゃぐPerfume、ロスでチーズバーガーを食べるPerfume、ロンドンでかわいい小物を物色してるPerfume、ニューヨークという街に圧倒されるPerfume

ワールドツアーの合間という事を忘れるくらい普通だったし、OLさんの休日ですと紹介されたら納得できるような感じすらした。

そんな普通の彼女達が世界を変えていた。

彼女達のパフォーマンスを見た世界中の、まさに老若男女が手をあげ、歌い、涙を流していた。

"人生を変えてもらった"

そんな言葉を使う人がたくさんいた。
広島で夢を見ていた彼女達は今、世界中の人達に夢を見せていた。
世界を変えていたのは、夢を追い続ける、普通の女の子達だった。





あーちゃんが、台湾での公演の前に色紙に書いていた言葉がある。

"少しでも日本の良さが伝わりますように"

あぁ、この人たちは日本を背負ってるんだ。
そんな気持ちでパフォーマンスしてるんだ。
これが日本だと思われてもいいように、常に全力なんだ。きっと自分の為じゃない。グループのパフォーマンスが良く見えるように、日本のエンターテイメントの力を見せられるように、最高のものをお客さんに届けられるように全力なんだ。

Perfumeが秘めた静かな想いに涙が出た。


円陣の時に叫ぶ言葉は頑張るぞ、ただそれだけ。円陣が終わり、ステージに向かう。その時毎回スタッフから『enjoy!!!!!』と声をかけられるPerfume。『がんばれ!』でも、『いってらっしゃい!』でもなく、『enjoy!!!!』と言われるのがとってもPerfumeらしいと思った。いつでも彼女達は楽しんでいる。

何回も比べるようで申し訳ないが(私は根っからのドルヲタなので許してほしい)、アイドルはみんなどこか本人とは違う感じがする。本人とは別の、アイドルとしての彼女達が夢の中を生きている感じだ。魔法にかかっている、とでも言うべきか。だからこそ、卒業しなければいけない。いつか魔法は切れる。卒業して、魔法が切れてから自分の力で輝いていくのはほんの一握りだ。

でもPerfumeは多分、これからもずっと輝き続ける。だって彼女達は最初から魔法になんてかかっていない。夢も現実も、常に同じ人が背負っている。今もこれからも、輝いているのはPerfume自身だ。






映画の最後の方に、世界中の人達が手を挙げて歌う映像が流れながら『MY COLOR』がかかる。



手のひらが世界中 繋がるウィンドウ
指先でつかむのはどの未来?
空を飛び交う光になって こんなワクワクも届くのかな



ちゃんと手のひらは世界中に繋がっていた。
ワクワクも届いていた。



これから彼女達はどんな景色を見るのか。
私達にどんなものを見せてくれるのか。



こんな私のワクワクは彼女達に届くだろうか。