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幸せすぎるのも不幸だね

ただただ愛を叫ぶ場所

いつか、いつの日か。

アイドル 乃木坂46


「私、生田絵梨花乃木坂46を卒業します」

いつか、この時が来ると分かっている。
分かっていながら好きになってしまった。

はて、困った。好きになってしまった時からずっと卒業の事は考えてきたけれど、最近なぜかすごく考えてしまう。多分、目標である紅白歌合戦への出場を決めて、誰か卒業を決めたのではないかと思っているからだ。きっと数ヵ月後か数年後、「実は、紅白歌合戦へ初出場が決まった時くらいから卒業は考えるようになりました。」というメンバーがいるのではないかと思う。それを私たちには知らせてくれない。こう思ってたんだよ、と明確に示してくれるのは、卒業を発表する時。すなわち卒業の決意を固めた時だろう。その時になって「まだ居てほしい」とか「やめないで」と言うのは無意味だし傲慢すぎる。でもきっと言ってしまうだろう。やめないで、卒業しないで。決意を固めた彼女達にとっては、無意味とも言えるその言葉をたくさん浴びせてしまうだろう。


私は、大好きなアイドルが所属するグループを去るという経験を、幸か不幸かまだ経験していない。私の大好きな人達は必ずみんなと笑ってるし、例えソロで活動していても名前の後ろに括弧でグループ名が書かれている。だからこそ、初めての経験になるであろう卒業について今から考えている。きっと、すごく前から心構えしておかないと傷付く。いや、心構えしていても傷付くと思うけれど。


卒業ってなんだろう。考えれば考える程よく分からなくなってくる。前向きな卒業。次に進むための卒業。色んな卒業がある。

辞書をひいてみると
1 学校の全課程を学び終えること。
2 ある段階や時期を通り過ぎること。

と、書いてあった。アイドルが言う『卒業』とは、言うまでもなく2番の意味だろう。『ある段階や時期を通り過ぎること。』
通り過ぎる、か。これを見た時、なんとなく納得出来た。彼女達は、人生においてアイドルの時期を通り過ぎた、だから卒業する。卒業したって彼女達の人生は終わらないし続いていく。だって通り過ぎただけなんだから。




私の推しメンである生田絵梨花さんが、所属しているグループ乃木坂46を卒業する時。私は絶対に悲しくなる。悲しくなるなんてダメだよ、彼女は次に進むんだから応援してあげなきゃ!と言われるかもしれない。でも、私は思う。私にとって生田絵梨花さんは、間違いなく私の人生の大切な一部であるけれど、生田絵梨花さんにとって私は知るはずもないどこかのファンの1人である。握手会にも行かない私は、当然彼女の人生に関わっていない。彼女がアイドルとして過ごしている時期をちょっと覗かせてもらってる、そんなイメージ。だからこそ私は泣きたい。彼女とある程度無関係な位置にいるからこそ、私は勝手に悲しむ。多分、私が無理して笑ったところで生田絵梨花さんは知るよしもない。それだったら、自分の感情に素直になった方が良いんじゃないか。私は乃木坂46生田絵梨花さんが好きだ。だって私はまだアイドルの生田絵梨花さんしか知らないし、生田絵梨花という人間が好きだ、と言える程彼女の人生に関われていない。バツゲームで食べさせられる物を、変な顔して食べる彼女が好きだし、無茶振りをもこなしてしまう彼女が好きだし、変な絵を書く彼女が好きだし、クレイジーな発言を真顔でするアイドルの彼女が好きだ。卒業したら見られなくなってしまう姿ばかりが思い浮かんで本当に悲しくなる。素の生田絵梨花さんが見られなくなるのが辛い。

卒業しなければいけないのはなぜだろう。もちろん恋愛はしてほしいけれど、その為に卒業する訳ではない。次のステージに進まなければいけないのはなぜだろう。乃木坂46で居続けたい、という想いが甘えになってしまうのはなんでだろう。みんなの憧れであり続ける事が、挑戦してないと捉えられるのはなぜだろう。アイドルとして、ステージの上で終身雇用されないのはなぜだろう。こんな事を思ってしまう私は多分ずるい。だってステージの上に立ち続けるのは絶対にしんどい。でも見たいと思ってしまう。もっとあなたの人生を見せてほしいと思ってしまう。


ヲタクって都合いいよな。


大好きな人がいなくなる。
そんな日が来ないといいな、と本気で思ってしまうから本当に都合いい。でもちゃんと受け止められたらいいなと思う。そんな日が来てしまうまで、勝手にたくさん悩んで、勝手にたくさん悲しんで、いざその日が来たらケロッと受け止めよう思う。初めての経験だから回り道はするかもしれないけれど、全部大切にしたい。都合のいいヲタクだけど許してほしい。勝手に泣いてるし、勝手に怒ってるかもしれないけど許してほしい。だってあなたの事を考えると感情が忙しい。それくらい、大好きな人なんだから。