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幸せすぎるのも不幸だね

ただただ愛を叫ぶ場所

女子会




「久しぶりだね〜、2年振り?」
「うん、2年振り。高校卒業以来だからね」
「そっかー、18歳だった私達が20歳ですもんね。時代の流れは早い。」
「最近どうなの?就職決まったらしいじゃん、おめでとう」
「そうなのー、とりあえず良かったかな。短大も卒業出来たし。まぁどうなるかは分からないけどね。」
「輝かしい未来に向かってる感じ?」
「どうだろうね。でも未来に期待はしてるよ一応」
「一応の期待を持っている未来」
「未来には希望を持って生きていきたいよね、一応」
「期待はしすぎない」
「何でも起こるからね〜、期待しすぎるのは良くないけどさ。若い人が希望を持てない未来なんて未来じゃないじゃん。やだよ、そんなの」
「分かるよ、なるべくならキラキラしてる未来が望ましいよね」
「どうしてるだろうね、私達の未来」
「うーん、幸せだといいよね。自分と自分の大好きな人達が幸せだと思ってたらそれでいい。具体的な姿を想像するのは難しいけど」
「自分が大好きな人が不幸だったらきついよね、未来でも笑ってて欲しい」
「いいね〜、大好きな人達が笑っててくれたらそれだけで幸せだよね。」
「みんな笑えてたらいいね、今も未来も」
「ねー、2年で変わった事ある?」
「なんだろう、変わった事、、?あ、一人暮らししてる。」
「あぁー、それは確かに大きい。だってさー、正直知らなかった事が多すぎるよね」
「実家に居た頃は気にもしなかった事ばっかり。だって洗面所があんなに汚れるなんて思いもしてなかった」
「わかるわかる。普段水がかからない場所とか割とすぐ埃がたまる。そんな事知らなかった、洗面所は汚れないと思ってたよ」
「とにかく水周りは汚れるの早いんだなって思った。お母さん、今までありがとうって感じだよねほんと。」
「女子力なんか上げてる場合じゃなかった。私にはまず生活力とか人間力を上げる努力が必要だった」
人間力。でもそういう力は結局女子力に繋がってるよね」
「そうなんだよ、高校時代とかは女子力って言葉をなんだかすごく恐れてたけどさ、1人で生活するようになって、そういう力は人間力にプラスされた力ってだけなんだなって思った。生活していく中での延長線上の力みたいな」
「モテるのに必要なのはまず人間力だよ、間違いない」
人間力高い君は彼氏できたの?」
「バカにしてる?人間力低すぎて彼氏なんて出来ないよ。そりゃ無理だよなって最近自分でも思い始めた。多分しばらくは無理だね」
「モテそうなのにね」
「全然思ってないでしょ。あんたは?あいつとまだ続いてるの?」
「もちろん、もうすぐ4年かな」
「高校2年からだもんね〜、正直そんなに続くと思ってなかった。せいぜい半年かな〜って」
「案外ひどい事思ってたんだね」
「いや、だって高校生だったしさ」
「高校生だって大学生だって愛の大きさは変わらないでしょ」
「愛ね〜。あんたはとことん、いつの時代も愛されてるね」
「愛されキャラ」
「自分で言わないの、私も愛されたいな」
「私は愛してるよ、心の底から。しあわせになってほしいなって本気で願ってる」
「ありがとう、やっぱり持つべきものは彼氏より断然女友達だね最高。これからも私を愛してね」
「もちろん、生活力低い君を愛してるよ」
「相変わらずさらっと酷いけど嬉しいね〜、愛されてるんだな〜私」
「もっともっと愛されてよ、私だけが愛すにはもったいないよ。もっと愛されるべきだよ」
「そうかな〜、でもそれだけで嬉しいよ。もう彼氏いらない。」
「ほら、またそういう事言うんだから。もっと欲を持った方がいいよ」
「後悔する生き方?」
「なにそれ、どういう事?」
「私、最近思ったんだけどね。明日死んでも後悔しないように生きたいってよく言うじゃん?毎日全力で生きろみたいな意味合いで。でもさ、それ嘘だと思うんだよね」
「と、いうと?」
「目標とかがあった方が絶対人間って輝けると思って。でもさ、明日死んでも後悔しない人ってさ、要するにそういうどうしても達成したい事が無い人じゃないのかなって思って。だって目標がある人だったら絶対悔しいと思うんだよね。目標達成する前に死んじゃったら、そこまでいくら全力を尽くしてたって絶対悔しいと思うんですよ」
「まぁちょっと違う解釈だろうけどね。君の考えはなんかひねくれてる気もするけどなるほどね。だから明日死んだら後悔出来るように目標とか欲を持ちたいって事ね」
「うん、今死んでも絶対いやだなって思う事ないもん。夢中になれる事が欲しい。あと最近思うのは、自分が死んだら悲しんでくれる人なんているのかなとか」
「やめてよ、悲しいよ。私は悲しい。あなたは愛されてるから大丈夫だって。最初に言ったじゃん、自分の好きな人達には幸せになってほしいって。私にとって君はそういう存在だよ」
「そっか。自分ではわからないけど、誰かにとっては大切な存在になってたりするのかな」
「そうだよ、そして自分が大切だと思う存在もあった方がいい。心の拠り所を作った方が強く生きていけるよ多分」
「アイドルじゃダメ?」
「………まぁいいか」
「ありがとう、強く生きていくよ。人間力高くしてまっすぐ進むね」
「キラキラした未来を目指して」
「うん、一緒に行こう。それぞれの行き方で、未来に笑って集合しよう」
「いいね、約束だ。あ、目標出来たじゃん」
「私の目標は君と笑って未来を迎える事」
「とっても素敵だよ」